したがって、住宅ローンを組んだ人は家が完成するまでに必要な中間金その他の資金を別途確保しなければなりません。
そしてそのために利用するのがつなぎ融資です。
このつなぎ融資は当然まとまった金額になりますから、返済は住宅ローンの融資を受けた後ですれば良いのですが、住宅ローンが下りるまでの期間分の利息が発生します。
その利率はつなぎ融資をする金融機関などによって異なりますが、そう少ない金額ではありません。
さらに、このつなぎ融資を受けるためには利息とは別に手数料や印紙代その他が必要になります。
通常の場合、つなぎ融資(元金均等払いの場合)の利息は、融資額につなぎ融資金利を掛けて、それに日割りを掛けて計算します。
つまり、融資額×つなぎ融資の金利×つなぎ融資期間中の日数がつなぎ融資の利息になります。
したがって、このつなぎ融資期間中の日数が短ければ短いほどつなぎ融資の利息は少なくなる訳です。
なお、このつなぎ融資利息に印紙代もかかります。
このようにつなぎの日数が増えれば増えるほどつなぎ融資の利息は増えていきますから、住宅ローンを組むタイミングと、実際の家の建築開始のタイミングを見極めてつなぎ融資を受けることが大切になります。
また、建築会社にも完成までの工程をしっかり守ってもらうことが重要になります。
家が完成するのが遅れてしまうと、その遅れた分だけつなぎ融資の利息が増えてしまいます。