アイフルのつなぎ融資
2010年6月に貸金業法が改正されて消費者金融などの貸出に総量規制が適用されたので大手をはじめ中小の消費者金融会社は利用者が激減したために経営が苦しくなっています。
消費者金融では大手の部に入るアイフルも例外ではなく、経営が破綻しそうになったのです。
そこでアイフルは住友信託銀行からつなぎ融資を受けて事業の再生を図ることになりました。
これは住宅ローンのつなぎ融資の金額よりもはるかに大きい150億円というつなぎ融資ですが、JALなどに比べれば小額です。
消費者金融の利用者が減った一方で過払い金の請求が急増したために、アイフルは事業再生ADRという私的整理で裁判以外の紛争解決を申請していますが、このつなぎ融資はこの整理のための費用だと思われます。
アイフルが住友信託銀行に依頼した150億円のつなぎ融資は2013年8月までのもので、再建中の手元流動性を確保するためですが、アイフルではこれに加えてさらに追加支援を主力銀行から受けて私的整理をスムーズに運びたい考えのようです。
ただし、住友信託銀行からのつなぎ融資の追加支援についてはアイフルのADRの手続きが成立する必要があるようで、アイフルは営業貸付金などをつなぎ融資の担保にするようです。
不況に輪をかけた現在の社会情勢では、今後このような大手消費者金融会社の連鎖的なつなぎ融資申請が増えるかも知れません。
貸金業がつなぎ融資のお金を借りるのは一見不自然なように見えますが、貸し金業法の改正による総量規制は利用者と貸し手側の両方に大きな影響を与えていることが分かります。
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